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漢方耳寄り講座 第2回 ムズムズ不快な鼻水に小青竜湯!


 シーンと静まり返った試験中や、緊迫した会議中、そして身動きの取れない満員電車の中など、「何も今じゃなくても」というときに限って容赦なくムズムズする鼻。
   そう、今年もイライラする花粉症の季節がやってきました。
   昨夏の猛暑は記憶に新しいところですが、そうなると今年の花粉の飛散量は…
   考えただけでもムズムズしてしまいそうですが、そんなつらい症状をしずめてくれるすばらしい漢方薬「小青竜湯」をご紹介いたします。

  小青竜湯は、8つの生薬からなる漢方薬で、ダラダラと水のように薄い鼻水や、くしゃみ、気管支炎やぜんそくに効果がある漢方薬です。中身の成分は葛根湯に少し似ていて、体を温める生薬や、発汗作用のある生薬が多く配合されています。
   葛根湯との大きな違いは、「余計な水分を排出させる」生薬が多く入っていること。
うすい鼻水や、ぜんそくの痰など、上半身の水っぽい症状を抑えることに特化しています。
また、鼻炎薬によく配合される「抗ヒスタミン剤」のような眠気を催す成分が入っていないため、お仕事中や勉強中、運転中など、眠くなっては困るシーンでもお使いいただけます。薬の副作用で頭がボーっとするのがいやな方におすすめです。

  名前のせいか、青っぽいパッケージで売られていることが多い小青竜湯。
寒そうな色ですが、中身は体をあたためる生薬が多く、まだ寒さ厳しいこの季節にはうれしい鼻炎薬といえますね。

担当:川村

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